2017年1月17日火曜日

神様の恵みと出会うために



 季節は真冬。一年で一番寒い時となりました。しかし日の入りが少しずつ遅くなり、日中の太陽の位置も高くなり始めているように感じられます。私の牧する教会の庭では水仙が咲き始めました。春の便りがもうしばらくすると南の方から聞こえて来ることでしょう。

 教会の暦は顕現節となりました。神の子イエス・キリストを通しての神様の恵み深い御計らいが、今の私たちにも様々な形を通して顕されていることを覚える時です。自然界の営みもそのひとつでしょう。しかしもっとも明瞭に、大胆に顕わされているのが聖書であると私たちは考えます。

 教会の礼拝や聖書を学ぶ会では、その聖書のことが語られています。どうぞ、お近くの教会の礼拝や諸集会にお出かけください。ご一緒に、神様の恵み深い御計らいに出会うことができれば幸いです。

 2017.16
 日本福音ルーテル教会
 総会議長 立山忠浩
 

2017年1月5日木曜日

明けまして おめでとうございます。

 
新年を迎えました。
また思いを新たにして、新しい歩みを始めたいものです。

今年は酉年。
鳥には、それぞれに様々なイメージがあることでしょう。
聖書にもしばしば鳥が出て来ます。
そのひとつが旧約聖書の「ノアの箱舟」です。

地上の悪が洪水によって洗われ、一面が水で覆われた後、ようやく水が引き始めたのですが、住める土地があることをノアに知らせたのが鳩でした。
箱舟から放たれた鳩は、戻って来た時にはオリーブの葉をくわえていたのです。洪水の後の静けさと取り戻された平和を伝える働きをその鳩はしたのです。

鳩は新約聖書では聖霊に譬えられることがあります。聖霊は「神の言葉」をもたらす働きをするのです。
その神の言葉、イエス・キリストの教えが、きっと今年も私たちを慰め、励まし、希望を与え、そして本当の平和をもたらしてくれるに違いありません。
 
今年はいよいよ宗教改革500年の年です。
ルターを中心とした宗教改革者たちの思いは、いつもこの「神の言葉」、つまり聖書の言葉に向けられていたのです。
ご一緒に、この記念の年を力強く歩みたいものです。
どうぞ、お近くの教会の礼拝や諸集会にお出かけください。

最後になりましたが、皆さまの新しい一年の歩みの上に、神様のお守りとお導きをお祈りいたします。

日本福音ルーテル教会
総会議長 立山忠浩
2017.1