2018年1月6日土曜日

新しい思いに満たされるために

 


 新年を迎えました。新しい思いに満たされる時です。
 
 聖書に「古い人を脱ぎ捨て、新しい人を身に着ける」(エフェソの信徒への手紙4章22節以下)という言葉があります。「新しい人を身に着ける」とは不可解な言い回しですが、新しい思いにされることです。新年に相応しい言葉です。

 ただ、新しい思いに満たされるためには「古い人を脱ぎ捨て」なければなりません。新鮮な息を吸い込むためには、まず肺の息を吐き出すはずです。古い息を吐き出すことで、新しい空気を吸い込むことができるのと同じです。

 では「古い人」とはどんな人のことでしょうか。どうしても過ちや失敗をしてしまう人、あるいは悲しみや弱さ、傷を背負って来た人のことです。それはすべての人のことだと言わなければなりません。どんな人も昨年までの歩みの中で、それらの何らかのものを身に着けて過ごしたはずです。それを吐き出すのです。それを脱ぎ捨てるのです。その古いものはきっと主イエス・キリストが引き取り、すべてご自身が背負ってくださるのです。そして代わりに、生命を育む新しい息を与えてくださることでしょう。
 
 古いもの脱ぎ捨て、新しいものを着る。古い息を吐き出し、新鮮な思いに満たされる、そのような新しい一年でありますよう、お祈りいたします。

2018年1月
日本福音ルーテル教会
総会議長 立山忠浩

2017年12月25日月曜日

クリスマス、おめでとうございます!

  

 神の子イエス・キリストの誕生日、クリスマスを迎えました。まことに喜ばしく、恵み深いことです。

 聖書には、イエスという名前はインマスエル、すなわち「神は我々と共にいます」という意味だと記されています。「私」だけでなく、「我々」というわけですから、まさにみんなと共に、年齢や性別、国や民族という隔てを超えて、すべての人と共に神様がいてくださるという知らせです。

 ある人は、「それはキリスト教の神様であって、キリスト教徒の皆さんだけにその神様はいるんでしょう。私には関係ないことですから」と言うかも知れません。
 しかしそうではないのです。どんな人も空気を吸い込み、息をしながら生きているのと同じように、すべての人が、神様が与えてくださる「命の息」をいただきながら生きていると聖書は教えているのです。

 神の子イエス・キリストは、この「命の息」(つまり聖なる霊)によって生きる姿をこの世に表してくださったのです。この方の生き方は「人としての生き方」、つまり私たちが歩むべき「人生」を指し示しているのです。なんと恵み深いことでしょう。

 クリスマスの喜びが皆さまの上に豊かに注がれますように、そして、新しい年の上にも、神様のお恵みが限りなくありますようにお祈りいたします。

 2017.12
 日本福音ルーテル教会
 総会議長 立山忠浩