2018年4月2日月曜日

新しい生命の誕生を覚える時

  
                    撮影/Kazue Taniguchi

 例年にまして早い春の到来を感じる時となりました。桜の花びらが役目を終えて散り終えた後に、まるで新しい生命が誕生するかのように新緑の葉が頭をもたげています。自然界の生命の躍動を感じる時、教会の暦はイースターを迎えました。イエス・キリストの死からのよみがえりを祝い、覚える時です。

 キリストの復活は2000年ほど前に起こったできごとですが、大切なことは、その復活の知らせが、自分とどんな関係があるのかということです。しかも自分が死んだ後に天国に行ってよみがえるということではなく、今の日々の生活とどんな関係があるのかということです。つまり、私たちの今の生き方に対して、聖書は問いかけるのです。

 自分の生き方を問い、幸いな生き方を見つけるのです。なかなか自分一人でできることではありません。「わたしは道であり、真理であり、命である」とイエスは言われました。真理と命に至る道を見つけ、その道を歩むために、教会の礼拝、またキリスト者との語らいはきっと大きな助けになることでしょう。

 お近くの教会の礼拝へどうぞお越しください。

 2018年4月
 日本福音ルーテル教会
 総会議長 立山忠浩